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【誰もが気になるけど手をださない禁断の果実】万年筆の世界 ~ビギナーから玄人まで~ VOL.1

筆記具

万年筆 -Fourtain Pen-

こんにちは、Hikkyです。
これまで、ボールペンやシャーペンについては触れてきましたが、筆記具といえばやはり万年筆は外せません。
そこで今回は少し万年筆のお話を改めてさせていただこうと思います。

万年筆といわれると・・どういったイメージを浮かべられますか?

高い?
時代遅れ?
扱いにくい?
おしゃれ?

・・いろいろあると思いますが、上記どれも正解だと思います。

現実、私も万年筆を本格的に使いだしたのはここ数年の話です。

ですが、この数年で万年筆を取り巻く環境は大きく変わってきました。

先ほど書いたイメージのうち、デメリットの部分がほぼ解消しているのです!!

パイロットのカクノをはじめとして、敷居がぐっと低くなりどなたでもある種お遊びくらいの感覚で使えるようになりました。

万年筆は、使えば使うほどペン先が削れていき、削れるほどにその人の癖にあったペン先になり、「自分が使うのがそのペンにとって最も書きやすい=自分仕様」になっていってくれます!
そうして長年寄り添ったペンは他には代えられない、唯一無二の相棒になります!

そんな身近になった万年筆の世界を、一部偏見の目でご紹介させていただこうと思います。

ぜひともお付き合いいただき、その魅力に触れていってください!

万年筆の核、ペン先の種類

一言で万年筆といっても、本当にピンキリです。

数百円で買えるものからそれこそ100万円を超えるものまで、千差万別です。

しかしながら万年筆は「ライティング・ジュエリー」とも称されるほど、腕時計のように見栄の部分も多少あると思いますので、自分の使いやすい、かつ買える範囲のものを使うのが一番と思います。

私もこのあとで触れますが、5万円近い有名な万年筆も持っていますが、普段使うのは一万円以下の万年筆です。
(貧乏性でもう買えない、と思うとついつい使えないのです・・!)

話がそれてしまいましたが、万年筆。
大きく分けて「鉄ペン」「金ペン」と呼ばれる2種類のペン先があります。

それぞれの特徴をざっくりと書きます。

鉄ペン

<特徴>
 ・ペン先がステンレスを中心とした特殊合金でできており、
  「カリカリ」とした固い書き心地

<メリット>
 ・ペン先が固めなので、多少は力を入れて筆圧強く書いても大丈夫なので、
  ボールペンなどから移行しやすい
 ・価格がリーズナブル

<デメリット> 
 ・モノによっては極細のボールペンを使っているような感覚があり、
  万年筆らしさは薄い
 ・ペン先が固いので、なかなか削れず「自分仕様」になりにくい
 ・鉄はインクや水等により酸化する可能性があるので、書き味が変化すること
  がある

 金ペン

<特徴>
 ・ペン先が金を中心とした金属でできており、潤沢なインクフローで
  「ヌラヌラ」とした万年筆らしい書き心地を堪能できる
 ・金の配合割合は「18K」のように表記され、配合割合が多いほど一般的には
  柔らかくなる
  (18Kは75%の金、25%の合金という意味。24Kで100%金、6Kで25%の金と
   いう意味になります)

<メリット>
 ・金はインクによって酸化がしにくいので、長く書き味を堪能できる
 ・ペン先が柔らかかく、インクフローがいいため力を入れず筆のように
  サラサラ書ける → 長く書いても疲れにくい
 ・デザインが凝ったものが多く、一目で高級感が伝わるので所有感を
  満たしてくれる

<デメリット>
 ・単純に価格が高い
 ・ペン先が柔らかいため、力を入れて書くと壊れてしまう可能性がある

ざっくり書くとこんな感じでしょうか。

それぞれ特徴はありますが、結局どっちを選んでも万年筆は十分堪能できますし、鉄ペンでも金ペンと見間違うような書き味のペンも存在するので、「デザイン」と「価格」で決めてしまってもいいと思います!

ただ、よくいろんな方が言われますが、国産以外の万年筆を買われる際は可能であれば店舗で試筆をさせてもらい、気に入ったものを選んだほうが幸せになれます。

パイロットやプラチナなど、国産のペン先は精度も高く、大きく差はありませんがヨーロッパのものをはじめとした海外産のものは正直「当たりはずれ」があります

後述する私のペリカン・スーベレーンも店舗で3本試させてもらいましたが、3本ともインクフロー・書き心地ともに違い、今持っているものが一番自分にしっくり来たのでこれを購入しました。

まぁ手間を惜しまなければ、プロにお願いしてペン先調整をしてもらえば自分好みにはなるのですが、ペンクリニックもそんなにどこにでもあるわけではないので、デフォルトで書きやすいのであればそれに越したことはないと思います。

そういったことを踏まえて、万年筆の醍醐味などを語っていきたいと思います!

万年筆の醍醐味、インク吸入~インク沼

万年筆の醍醐味とも言える、「インク」のお話です。
私もトップページの画像に使っておりますが、インクは正直使い切れないくらいになってしまっています。

そのインクですが、一般的に「インクを足さなければいけない」と思うとめんどくさく感じる方が多いかと思います。
しかし、実は万年筆インクってメリットがあります

まずひとつ目が・・「色」です!

最近でこそ先日書きました「サラサナノ」や「ユニボールワン」、「エナージェルシリーズ」など多彩な色のボールペンが出てきていますが、つい数年前までボールペン=黒・赤・青ばかりでした。

緑や黄色、オレンジ・・はたまたオレンジっぽい赤、緑っぽい青、黒っぽい青・・など、おしゃれな色を使いたいとなると万年筆インクを使うしかありませんでした。

万年筆インクは昔から非常にカラフルな色が多く、各メーカーオリジナルの個性的な色を用意しており、最近では四季や風景をイメージした独特な色も増えてきており、書いていても、見ていても楽しくしてくれます

次に、「コスパ」です。

ボールペンレフィールを何本も買うよりもインク瓶を一つ買い、補充していた方が最終的な筆記距離ではインクの方が安いのです。
これも正直最近のメーカーの努力を称賛するべきで、替芯も安くてたくさんかけるものが増えてきていますので、大きな差がなくなってきているのも事実ですが、それでもリーズナブルなインク瓶を使った場合、コスパは光ることでしょう!

最後に、「書き心地」です。

万年筆インクは一般的には水性です。(一部顔料インクもあります)
水性インクのボールペンやサインペンを使ったことがありますか?

小学生の時、先生がプリントに○をつけてくれたあの赤いペン、あれが水性のサインペンです。

その名の通り、サラサラしているので筆記がとにかく抵抗が少なく、ラクです。
ペン先と合わせて、この感覚はボールペンでは味わえません

まぁその代償として水濡れに弱いとかにじみやすいとかはあるのですが・・。

この様に、インクを選ぶことも醍醐味の一つであり、自分の好きな色や使っていたものと違う色を探したり、メーカーにより異なる書き心地をついつい試してしまうというような、インクを探し続けることを「インク沼にはまる」と言われます。

私も今はなんとか耐えていますが、一時期ハマりました。その結果がホーム画面のあの画像です。

といいつつ、年始に追加されたパイロットさんのおしゃれなインクがすっごく気になるんですが。。

ただ、ひとつ注意すべきなのはインクはナマモノと言われており、開けると空気に触れて劣化していきます。
なので、開けたあとはなるべく早め、できれば半年~1年の間には使ってしまった方が安全です。

現在、私の最も古いインクは2016年10月製造と書いてあり、これも使っているのですが、正直使えます。
ただ、やはり使い始めのときよりも水分が減っているのかサラサラ感が薄くなり、ねっとり感が出ているように感じます。

これはつまりそのまま万年筆の詰まりの原因にもなりますので、お手入れを楽にする・筆記感を損ねないという観点からもできれば早く使われることをおすすめします。

Hikky’s Collection

せっかくですので、ここで私の愛用のペンたちをご紹介させていただきたいと思います。
ざっくりと気に入っている順に挙げさせていただきます。

  • ペリカン スーベレーンM300(EF)
  • パイロット カスタム74(EF)
  • パイロット キャップレス(EF)
  • ウォーターマン カレン(EF)
  • セーラー万年筆 プロムナード(F)
  • ラミー アルスター(EF)
  • パイロット LIGHTIVE(M)
  • プラチナ万年筆 プレジール(FとM)
  • パイロット カクノ(FとM)

(以前持っていたものとしてペリカン ペリカーノ)

こうしてみてみるとパイロット多いですね・・。
本当はもっとほしいのですが残念ながら資金にも余裕がありませんので厳選しつつ、かつ少しずつ足して入った結果になります。

順番にかんたんなレビューを・・。

ペリカン スーベレーン

あまりにも有名な、万年筆の代名詞のような存在です。
高級万年筆といえばモンブラン・マイスターシュテックかこのスーベレーンを思い浮かべるでしょう。

モンブランはたしかにいいとよく聞きます。
しかし、何か車で言えばベンツのような、ブランド品としてもっている方も多いので、どうせなら書くこと自体を楽しめそうなモデルとしてスーベレーンに興味を持ちました。

その中でも、さらに人のあまり持っていないモノを、ということでキング・オブ・スーベレーン、M1000と同じ柔らかいペン先を持つというM300を選びました。

ペリカンの万年筆も全体的に昔に比べペン先が固くなってきているそうです。
そんな中でもM300とM1000だけは昔ながらの硬さをキープしており、書き方次第で文字の強弱をつけられる、「万年筆らしさ」を堪能できます

実際に持ってみると、M300とても小さいです。
ただ、キャップを後ろにつけるとちょうど書ける長さになり、普段はそのコンパクトさで携帯に不便にならないというのがメリットです。

さらに、万年筆らしいお尻部分を回転させてインクを補充する「吸入式」というのもとてもおもしろいポイントです。

ただし、小さいので手の大きい方が使った場合や長文を書くには適していません。

また、他のものでもそうですがヨーロッパ製で、あたりはずれがあります。
修理の際も毎回ドイツまで運ばれていくので、費用と時間が半端なくかかります。
そういった点は注意して頂く必要があります。

ちょっと癖はありますが、求めるものは一致すれば他には替えられない至高の一本になるでしょう!

これに今は「神戸インク物語 摩耶ラピス」をいれて楽しんでおります。

PS M300は現在、メーカーの生産が終了しており新品をほぼ手にすることはできません。
スーベレーンを堪能するには最もバランスがいいとされているM400になってしまい、柔らかペン先を堪能するには高価格のM1000になってしまうのが寂しい限りです。。
私もこれを大切に愛用していきます!

パイロット カスタム74

これは某店舗で年末の特別在庫処分で破格で売っていたためカードで衝動買いしてしまったものです。
カスタム74の特徴はそのペン先の豊富さにあります。
好みに合わせて太さ・形・硬さ、カスタムの名の通り自由に選べます。

お店で見てみると実に多彩な種類が並んでいます。
同じ太さでも硬さ違いもあり、また全然違う、音符を書く用のペン先などもあるので選ぶだけで楽しく・悩んでしまいます。

さらにはカスタムシリーズでこのベーシックモデル以外にも柄・素材違い、デザイン違いなど、兄弟分がたくさんいるのでますます選ぶのに悩んでしまいます。

形も書き味も万年筆の王道で、「買って外さない」一本と言えます。
国産で故障も少ない上、あたりはずれもほぼありませんしね!

まぁ強いて欠点をあげるとすれば真面目すぎて個性がないくらいでしょうか。

こちらにはパイロットの「色雫シリーズ 月夜」をいれております。

パイロット キャップレス

万年筆としては珍しい、ノック式になります。
そのため、ボールペンの様にすぐに使ってすぐにしまえ、更にはインク漏れの可能性も少ないと携帯にあたりメリットいっぱいのモデルです。

書き味は金ペンらしく、しっかり万年筆を堪能できます。

このキャップレスもカスタム同様、レパートリーが非常にたくさんあります。

色もさることながら回転繰り出し式や女性にもしっくりくる細めのデシモなど、種類がたくさんあり選択に悩んでしまいます。

こちらも特に欠点らしい欠点はありませんが、使っていてしばらくするとマットブラック塗装が剥げてきました・・。
これはもっとしっかり塗装してほしかったですね・・。
マットブラックじゃなければよかったのかな??

こちらには「神戸インク物語 長田ブルー」を入れております。

ウォーターマン カレン

このカレンは、私が初めて買った万年筆になります

当時、高島屋のペン売り場でデザインをみて一目ぼれし、その足でATMで金額を下ろし購入したものです。

ウォーターマンはもともと万年筆の元祖ともいわれており、1800年代後半、当時のルイス・エドソン・ウォーターマンが外交中、取引先で契約書をインク漏れで汚してしまい、新しく取って戻った時にはすでに契約を取られたあとであり、この時の悔しさからペンを開発した、という経緯は有名です。
(ウォーターマンのHPなどに書かれています)

ウォーターマンには万年筆のほか、ボールペンもあり、このカレンのほかにもエセプションやパースペクティブ、エキスパートなどデザイン・価格それぞれ個性的なモデルがたくさんあります。

どれも万年筆・ベールペンともに書き味に優れており、特徴的な特徴はありませんが「王道の書き味をしっかり堪能できる」というのは非常にメリットに感じます。

カレンはなんといってもペン先に特徴があります。

カレンは帆船をイメージしてデザインされたらしく、ネイルのような突出しておしゃれなデザインだと思います。
そこ惚れました。

書いてみると、よくいろんなサイトにも書かれていますがとにかくペン先が固いです。

「鉄の棒にインクをつけて書いているよう」と表現された文章を読んだことがありますが、
非常に的を得た表現だと思います。

ただ、インクフローはとてもよく、かすれるというようなことは一切ありません。
非常に安定してきれいな字を書き続けることができます。

しかも、ボディ全体が金属でできており、重量がありますので力を入れずに書けるため、長時間の使用でも疲れにくいのも特徴です。
個人的にはキャップを後ろにつけて書くとバランスがいいと思います。

ただ、逆にインクフローがよすぎるのも問題で、特にコンバーター(インクを吸うもの)をつけていると気が付けばキャップの中でインク漏れを起こしています。

それにより胸ポッケが汚れたことも多数・・。
そこだけが欠点です。

【メーカー正規品】【クリックポスト配送】WATERMAN ウォーターマン カートリッジインク STD23 全3色 8本入り クリスマス Xmas

ウォーターマンのペンはボールペンも書き味がよく、インクもしっかり出るのは先述の通りです。
「とりあえず高級感があって所有感を満たしてくれる海外のペンが欲しい」と思った際は、ウォーターマンのエントリーモデルを買っておけば間違いなく「できるビジネスマン」です!!

ここまで書いてきましたが、あまりに長くなってきたので前回のシャーペンの時のようにVOL.2へ続きたいと思います。

今回がどちらかというと「一生モノの高級万年筆」が中心でしたが、のこるVOL.2では「簡単に手にできる低価格万年筆」を中心にレビューしたいと思います。

ぜひともこのままVOL.2も読んでいって下さい!

よろしくお願いします!

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