またまた衝動買い・・
おおきにです、Hikkyです。
最近はついつい衝動買いが増えてしまっています。
うれしいのですが、資金が(><)
そんな今回手にしてしまったのは、こいつです。
MORESKINE×Kaweco (モレスキン・カヴェコ)ローラーボール!!
さてさて、なんですかこいつは、と思っていただけたかと思います。
こちら、すんばらしく書き心地のいい神のような「ノート」を出しているモレスキンブランドと、これまたすんばらしく書き心地のいいシャーペンを出しているカヴェコブランドのコラボ商品となっています。
つまり、「紙に対して非常に書き心地のいいペン」だと睨んでいます。。
元々この商品はそれなりに前からリリースはされており、今年の年始も近くのロフトさんで発見しておりました。
しかし、気はなりながらもそれなりにお値段が張ることから悩んでいたのですが、たまたま行った蔦屋書店さんにて試筆品が置いてあったわけですよ。
これはいけません。。
こんなの見ると試したくなってしまいます。。
そして試してみた結果・・・
これです(><)
だめですよ、こんなとこに試筆置いてちゃ。
欲しくなっちゃうじゃぁないですか。。
今回私が手に取ったのは「ローラーボール」という、筆記具の世界でいうところの「第三世代」といわれる、水性ボールペンになります。
(参考…第一世代:万年筆、第二世代:油性ボールペン、第三世代:水性ボールペン、第四世代:ペンシル(シャープペン)、第5世代:パーカー 5th)
兄弟モデルとして、同じボディで万年筆と油性ボールペンがありますが、万年筆は他に心の友がたくさんおりますし、油性ボールペンも他に・・(以下略)のため、
今回は友の少ないローラーボールにしたわけです。
実際に書いてみた感じはこの後でしっかりと触れさせていただきます!!
↓今回の衝動買いはコチラ
MORESKINE(モレスキン)とKaweco(カヴェコ)についてのおさらい
ここで、せっかくですので「モレスキン」と「カヴェコ」について、ざっくりと触れておきたいと思います。
まずはモレスキンから。
現在のモレスキンは1997年イタリア発祥の文具ブランドです。
オリジナルは長い歴史をもつノートブックで、1980年代にはフランス・トゥールにある小さな家族経営の会社がノートブックを製造していました。
このノートブックはかのゴッホやピカソ、ヘミングウェイなどの名だたる作家やアーティストたちに愛用されてきました。
その中でもブルース・チャトウィンというイングランドの著名な作家が特にこのノートを気に入っており、彼が「モレスキン」と呼んでいたのが始まりだそうです。
そして1986年、この製造会社が倒産してしまい、どんどんと数が少なくなっていきました。
その後、1980年代当時のアーティスト達が愛用していた「モレスキン・ノートブック」は一度完全になくなってしまい、取り扱っていた文具店店主をもって、「本物のモレスキンはもう存在しない」とまで言わしめました。
しかし、1997年にイタリア・ミラノでこのノートブックをある出版社が復活させました。
そしてその特別な伝説を伝統を継承するためにこの「モレスキン」という名を選び、現在に至るというわけです。
モレスキンのノートといえば「丸い角をもつシンプルな長方形」「ゴムバンドで止めることができる」という感じで、開かずしっかりともつことができるものが有名です。
何かを控えるために持ち歩くのにちょうどいい大きさの頼れる存在、それがこのモレスキン・ノートブックなのです。
現在は「製品には”物語”があることが重要である」という理念の元、ノートに限らず、ダイアリーやデジタルツールなど、さまざまなものを製作しています。
デジタルツールといえば、特殊なノートと特殊なペンを使って書いたものがそのままデジタル化されて編集等ができるという、「スマートライティングセット」が有名ですね!
(私も欲しかったですが、少々値がw)
そしてもう一つ、カヴェコです。
カヴェコは1883年にハインリヒ・コッホ氏とルドルフ・ウェバー氏によってドイツ・ハイデルベルグにて創業された文具メーカーがオリジナルです。
コッホ(Koch)・ウェバー(Weber)の名前からKaweko(カヴェコ)となったそうです。
1909年には安全繰り出し式の万年筆を発売したり、1930年代にクラシックなイメージと機能性・携帯性を両立した「Kaweco Sport」という著名なペンを発売したり、精力的に製作をしていました。
そして1976年には一度廃業しましたが、1995年にドイツ・ニュールンベルグのグッドバレット社によって復刻され、現在も当時の面影をたくさん残したペンが復刻されています。
その中でも、筆記具マニアが特に推しているのが「カヴェコ・スポーツ」と「カヴェコ・ペンシル」になります。
先述のカヴェコ・スポーツももちろん書きやすさに定評があり、当時はオリンピックの公式ペンとして使われるほどのものを現在に復刻しているのですが、
カヴェコ・ペンシルは1930年代の事務用ペンシル(シャーペン)をイメージして作られており、スポーツよりもスリムで、
「適度な重みの真鍮ボディ」「8角形のボディ」で握ったときに自然と指にフィットするように作られており、とても書きやすくできています。
また、カヴェコ製品は「クリップがついていない」ものが多いです。
これは、クリップがある方がもちろん利便性には富みますが、持つ位置やペン・手の大きさによっては邪魔になることもあるため、ない方が縛りがなく使いやすいとされることもあるためだそうです。
もちろんオプションとして追加購入することはできますので、その点は好みで決めていただけます。
また、カヴェコ製品の中では、専用缶ケースに入ってくる商品もあります。
この缶ケースは筆箱や小物入れとして使えるおしゃれなデザインをしており、ギフトへも使いやすい他、満足度もぐっと高めてくれます。
このように、「古き時代のよきもの」をしっかりと継承してくれ、「シンプルで使いやすい」長く使えるものを作っているのがこのカヴェコというブランドになるのです。
実筆 ~Review~
では、実際に手に取ってみます。
「いいね!」な点
オーソドックスなキャップ式ですが、その形は少し特殊です。
キャップは8角形、軸は16角形となっており、ユニークです。
この特殊な形のおかげで、クリップはなくとも机の上でコロコロ転がることはありません。
また、大きさも絶妙な大きさで、まさしくモレスキンのノートブックと共に持ち歩いてもサマになる、そんな大きさになっています。
キャップの天冠部分にはゴールドのカヴェコマークがついており、「モレスキン×カヴェコ」と、ゴールドで刻印されていることと合わせて非常に高級感があります。
そのキャップを開けてみると、グリップ部分が三角形になっており、非常に自然にグリップすることができ、握りやすくなっています。
そして書き始めてみると、ローラーボールらしい非常に潤沢なインクフローで、少し太めなペン先と合わせてとっても書きやすいです。
万年筆のようにするすると書けていきます。
もちろん今回のローラーボールだけではなく、万年筆もあるので、そちらも同様に書きやすいのではないかと思っております。
「惜しい・・」な点
気になる点としては、ボディ自体はオールプラスチックでできているため、軽量化はされていますが少し安っぽい印象がある点です。
また、ボール自体も大きめなので、太字になっていることから細かい部分への書き込みは難しいと思います。
この点に関しては、レフィールを変えるなどすることで対応可能ですので、こいつの気になる点、とは言いきれませんけどね。
シメ ~買いなのか!?~
モレスキンもカヴェコも、「手書き」への信念を追及しているブランドになります。
そのコラボレーションが実現したことはそれ自体が「書くこと」に対してわくわくさせてくれます。
実際にモレスキンのノートブックとこのカヴェコ・ペンを合わせて持ち歩き、いつでも好きなタイミングで好きなことを書き記していると、
1900年代を彷彿とさせてくれるかもしれません。
シンプルであるが故に中身をしっかり磨きこんである、そんな昔ながらの渋さを感じます。
ぜひとも、セットで手に取っていただき、「書きやすい」という魅力を感じてみてください!
ちなみに、今回のペンですがベースはカヴェコの「パケオ」というペンになります。
そのため、「特にモレスキンでなくても」と思う方に関しましてはパケオを選んだ方がもう少しリーズナブルで同等の性能が得られますので、そちらを選ぶという選択肢もあります。
パケオの方がカラフルでかわいい色合いが多く、より気軽に使えるのも選ぶ点になりますね♪
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