おおきにです、Hikkyです!
いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
意外なほどに見ていただいていて、自分も驚いております。
そんな中、おかげさまで皆様から関心をいただいている記事が、こちらになります。
私もはじめは「何かをわざわざ変える」というのは、ヘンタイさんのすることであり、また
何よりメンドクサイというのがありました。
しかしながら、色々替えてみると、なんとなくその法則性が見えてきたり、
なにより自分好みのカスタムが決まると、かけがえない一本になります!
これは万年筆のインク沼と同じような感じかもしれませんね・・。
ということで、せっかくですので、現時点で私が実装済みの組み合わせを改めて紹介したいと思います!
これを読んで、ぜひとも一度試してみよう!と思っていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします!
種類と互換性
ここでは、まず、以下について触れてみたいと思います。
- どういったものがあるのか?
- 替えてみることができるかの判断基準
ここで、まずは基礎のお話を触れさせていただきます。
まず、ボールペンの替芯(レフィール)にはいくつかの規格があります。
一般的なものは以下のものです。
・パーカータイプ(G2タイプ)
・D型タイプ(4Cタイプ)
G2/パーカータイプは、パーカー社から始まった、大容量タイプの代名詞的存在のレフィールです。
いわゆる高級ボールペンや、海外製のものには、かなり使われています。
見た目はずんぐりしていて、かなり中央に近いところからぐっとえぐれる形が特徴的です。
インクがたくさん入りますが、金属製でもあり、その分価格は高めです。
D型/4Cタイプは、ゼブラさんのD型芯の品番が由来のタイプで、4C互換とも呼ばれ、これも高級ボールペンや、複合ペンなどにも使われています。
こちらは対象的に、とても細くコンパクトで、インクはあまり多くありません。
また、こちらも金属製なので、コスパには劣っています。
換装する際は、そのペンの名前で検索してみるとおわかりになるかと思いますが、
このペンはこのタイプを、と書かれていることも多いので、参考になります。
もし、どれがどれかわからへん!と思われる方は、一度ペンから中の芯を外してみてください。
形が同じであれば、行けることが多いです。
しかしながら、純正品とちがうものに換装することは、メーカー保証の対象外になることが多いです。
さらには、JIS規格で定まっているとはいえ、多少の誤差は容認されているらしいので、物によっては
入ったり入らなかったりすることがあります。
また、D型・4Cタイプに至っては同じタイプでありながら、太さが異なるため、入るけど変形するというようなこともありますので、注意が必要です。
(4Cの方が太い)
以上のことから、形を見てフィーリングで行く場合は、人柱になる覚悟も必要ですね・・。
とはいえ、これではあまりにも雑なので、この先では、実際に私が試してみて、「使えている」ものをご紹介していこうと思います!
実際に換装して、使っているもの
エナージェル in サラサグランド
まずは私の中での王道、エナージェルの替芯です。
ぺんてる・エナージェルは、ゲルインクですが、そのサラサラとした書き心地と、インクの濃さは圧倒的!
私の周りの誰に書いてもらっても、「めっちゃ書きやすいやん!」と大好評の一本です。
そんなエナージェルですが、レフィールが優秀な代償?として、ボディがいまいちです。
高級路線を担当する「フィログラフィー」は、回転繰り出し式で高級感もあるのですが、回転自体が重めで回しにくく、さらには男の手には細すぎて書きにくい印象です。
見事な書き味に見合った高級ボディをまとわせ、名実ともに「高級ペン」にしてくれるのが、今回の組み合わせ!
サラサグランドについては、こちらの記事をご覧ください♪
こちらの替え芯記事でも書きましたが、サラサシリーズはなぜか、主要なレフィールのほぼどれにも適合し、適当に入れ替えてみてもしっかり使えます。
そんなすばらしいボディに高級感を与え、しっかり大人がビジネスで使えるようにしたものがグランドですが、そのグランドに高級感に見合った書き味を与えてくれるため、個人的にはダントツで「推」の組み合わせです!
エナージェルの色の豊富さ、グランドのボディ色の豊富さも相まって、好みのスタイルにできるのもメリットです♪
フリクションボールの色変え
これは敢えて言うまでもないかもしれませんが・・。
フリクションボール、実は結構いろいろな色が出ております。
もともと色が薄いことを指摘されていたフリクション。
最近のZONEテクノロジーの第二世代でかなり濃くなったことは有名ですが、それでもエナージェル等と比べると薄いです。
しかしながら、サーモンピンクやライトブルーといった淡い色ではむしろこの薄さがメリットになり、万年筆の水性インクのような風合いをだしてくれるのです。
私も、手帳をまとめるのに、フリクションボール3色を愛用しておりますが、その芯は「赤・青・黒」から「ワインレッド・スカイブルー・ブルーブラック」に変えております。
メインで使っているZONEテクノロジーも、黒から青インクに変えていますし、ノックビズもブルーブラックにしています。
このように、せっかくいろいろなインクがあるので、気分で変えてみると、ビジネスライクな重い印象がかわり、ぐっとアートな雰囲気にできますよ♪
どれが合うかわからない、という方でも安心、純正のレフィールなので、形が合えばほぼOKです!
三菱鉛筆・パワータンク in ピュアモルトプレミアム(シングル)
こちらも割と有名な組み合わせですね。
三菱・ピュアモルト。
ウイスキーの樽を軸・グリップに使った、非常にノスタルジーな筆記具であり、さまざまなバリエーションがあります。
中にはジェットストリーム内蔵のモデルもあります。
その中でもひときわ特別なモデルが、プレミアム・オークウッドエディション。
使用する樽もノーマルよりも高級で、仕上げもきれいに仕上がっているため、高級感も抜群でかつ非常に持ちやすいモデルです。
一本持っていると、ビジネスでも舐められない一本・・・なのですが・・。
いかんせん、書き味が普通!!
なんです。
こんな特殊高級モデルなのに、使われているレフィールは至って普通の、むしろ書きにくい部類に入る、なんの変哲もないものです。
これをジェットストリーム化させるために加工するツワモノ御仁もいらっしゃいますが、かと言えそれはめんどくさい。
ということで、「パワータンク」です。
パワータンクにも、スタンダードモデルに使われている、プラスチックレフィールと、高級バージョンに使われる、メタルレフィールがあり、ピュアモルトプレミアムに適合するのは、このメタルレフィールの方です。
こちらがそのまま使えます!!
こうすることで、力を入れずとも加圧レフィールがしっかり濃く書いてくれ、かつ横向けて書いたり、濡れた紙に書いたりと、実用性も大幅に向上してくれます。
つまり、言葉通り「いつでもどこでも使える、所有感と高級感を満たしてくれる相棒」になってくれるのです!
これは油性ボールペンらしい書き味を好む方にもおすすめです♪
まぁ少々、導入コスト・ランニングコスト共に値が張るのが欠点ですかね・・。
このあたりも、最初に触れたサラサが優れています♪
ジェットストリーム in カランダッシュ849
これも割とスタンダードな組み合わせかと思います。
鉛筆のように持て、シンプルでありながらも限定デザインも多く、非常にスタリッシュなボールペン、849。
こちらには「ゴリアット芯」と呼ばれる、油性らしい書き味を持ちながらもスラスラ書け、かつ大容量のインクという、独創的なレフィールが使われています。
普通のリーズナブルなボールペンに比べると書きやすいのは事実ですが、それでも「上等な油性」ボールペン。
もっとスラスラ書きたい!!という御仁におすすめなのがジェットストリームへの換装です。
この849には、上記「パーカータイプ」に限りなく近いレフィールが使われているので、ジェットストリームの「シングル・回転繰り出し式」タイプが適合します。
厳密には、ポン付けでいけるのですが、ちょっとだけゴリアット芯の方が短いため、普通につけると少しだけ先端が収納しきれません。
そのため、ノック部分を少しだけ最後まで「回しきらない」ようにすることで先端の飛び出しも回避できます。
849のスタリッシュさと、ジェットストリームの最高の書き味を両立したい方はお試しください♪
エナージェル in 無印良品・アルミ軸ゲルボールペン
ここは少々マニアックな組み合わせかもしれません。
ご存知(?)無印良品のボールペンは、軸単体でも販売しており、これらは自分で近くに陳列してある
レフィールを別途購入するタイプになっています。
ことの発端は、このレフィールの形がエナージェルやUNI・シグノシリーズなど、よくあるタイプに似ていると感じたことから始まりました。
試しにアルミ軸を買ってみて、家に備蓄していたエナージェルのレフィールを入れてみたところ、しっかり適合!
全く問題なく使えております。
ただ、他のボールペン系のレフィールはほぼ合いませんが、サラサのレフィールや、エナージェルのレフィールは使えます!
(もちろん、横で売っている無印・純正は使えますよ!)
シンプルなアルミの軸は意外とあまりありません。
アルミならではの軽さとクールな質感に、エナージェルらしいサラサラの書き味は、なかなかに目を引く組み合わせです!
ジェットストリーム in エアータッチ
これも公式に案内されている、スタンダードな組み合わせです。
というか、特には大々的に言うほどでもありませんが・・。
従来のジェットストリーム軸には、新型インクである、「ライトタッチ」のレフィールが適合します。
賛否両論あるライトタッチのインクですが、今まで以上に軽く書けるその感触は、油性ボールペンの印象を間違いなく変えてくれます。
そういった意味でもインクが無くなった際に換装する価値は十分あり、一度は体験してもらいたい世界です!
ジェットストリーム・エアータッチについては、こちらへどうぞ!
最後に
いかがだったでしょうか?
「知ってるわ!」と言っていただける方も多いと思いますが、そうでない方がこれを読んで少しでも興味をもっていただき、「どうせ同じ値段帯なら、せっかくやしいい書き心地にしたい」と思っていただければ嬉しく思います。
そう感じていただけることで、持っている自分のペンがより思い入れ深くなり、愛着が湧いてくるはずです。
そうなれば、書くことが楽しくなっていき、最終的には見たり、触ったりするだけで思わずニンマリしてしまう・・
そんな「宝物」へと変わっていくかもしれません。
奥深いペンの世界を、ぜひとも踏み出してみてください。
また、逆に「この組み合わせ、ええで!」というような、おすすめがありましたら、ぜひコメントでご教授ください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
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