衝動買い
おおきにです、HIkkyです!
先日、近くのTSUTAYAが閉店セールをしていると聞き、「何か面白いものはないかな〜」と探しに行っていたところ、見つけましたよ、面白いもの!!
それがこの「e+m クラッチペンシル」です!
一眼見た瞬間から目を引きました。
元々かの有名なモンブランのペンシル・マイスターシュテックシリーズにレオナルドスケッチペンという、驚愕の5.5mm芯を使ったスケッチペンがあることを知っており、「ネタとしては最高だな〜」と思っていたところ、発見したのが今回のクラッチペンシルです。
正直、「どこで使うねん、こんなペン」って思います。
しかし、筆記具好きとしては「使ったことのないもの」があれば使ってみたいではありませんか!?
太いシャーペンって、使いにくいと思うかもしれませんが万年筆のように力を入れずにサラサラかける上、芯の減りも少ないので細かい字を書くのには向きませんが、こと「メモをとる」「アイデアをラフに書く」ことに関しては使い勝手抜群です。
消しゴムで字も消せますしね。。
赤鉛筆はその典型だと思います。
まぁそれを突き詰めていくと鉛筆に行き着いてしまうのがちょっとあれですが・・。
こういった太い芯のシャーペン?といえば三菱鉛筆 UNIの芯ホルダーが有名でしょう。
これらはその堅牢性と信頼性から建築現場などでも愛用されています。
つまり、それほど「ニッチではありながら必ず需要のある」筆記具ということですね!
前置きが長くなりましたが、そんなある種の憧れをもったシリーズに今回出会ってしまった訳です。
パッケージは長期在庫であったらしく、少し色褪せており、蓋も開いて閉まっているような状態でしたが、その分中身をしっかり確認できたので、それはそれでありがたかったです。
今日はこんなクラッチペンの使ってみた感想を聞いていただければと思います!
e+mって? クラッチペン??
パッケージには「germany」とあったので、ドイツのメーカーだろうとは思っていましたが、私も初めて聞く名でしたので、調べてみました。
e+mは、元々どうやら木工製品メーカーのようです。
ドイツ南部、ニュールンベングという街近郊で木工職人のKonrad Ehmann氏により創造された会社が原点となり、特殊な木工・旋盤技術を生かして木の温もりと機能美にこだわった製品を作っているようです。
使う木も環境のことを考え、認定された材料のみを使っているらしく、「気のぬくもり」と質感を両立した、人とは違う拘りの一品を求めている人にはピッタリのメーカーと言えますね!
また、木という天然素材を使っていることからシンプルでありながらも個性的で、使うほどに愛着が湧いてくるのではないでしょうか。
そしてクラッチペン。
クラッチペンとは、芯を差し込んで使用するペンのことで、芯ホルダーとほぼ同義です。
主にスケッチやデザインなどで使うことが一般的とされていますが、シャーペンよりも太くて濃いため、楽に書けることから先述の通りメモ書きにも適しています。
クラッチペンとしては、意外にも名だたる筆記具メーカーも作っています。
例えば、シャーペンでは有名なカヴェコからも出ています。
ちょっとした書き物をする際、鉛筆が好きな方にはかなり面白い選択肢になるのではないでしょうか。
実筆
手に取ってみると、「木」を思い切り感じられます。
(当たり前ですが・・)
今回買ったのは3種類ある色のうち、ブラウンの「マホガニー」になります。
この他にもナチュラルウッドカラー、ブラックカラーとありましたがこれが一番手に持った瞬間しっくりきたので、これに決めました。
こういった、同じ商品でも一本一本感じが違うのは天然素材の証明であり、その分自分にとってしっくりくる物を選ぶ楽しさがあります。
芯はノックをすることでホールドが緩んでリリースされ、芯が出てくる「ドロップ式」になっており、ここも芯ホルダーと同じです。
芯を出すとインパクトたっぷりの5.5mmの極太芯がスーッと出てくるので、ちょうどいい長さでノックをやめて芯を止めて、書くというスタイルになります。
実際に書いてみると、とてもHBとは思えないくらいの濃さと鉛筆並みかそれ以上の滑らかさを感じられます。
ペンシル自体も重めであるため、万年筆のように重さに任せて上の方を持ちつつ、滑らせるように書くととても楽しく筆記でき、この魅力を存分に味わえます。
木自体も、同じ木のペンである三菱鉛筆ピュアモルトシリーズやパイロットS20と比べて、より加工のされていないナチュラルな質感を感じることができます。
現在、会社の机の上に置いていて、上司からの指示を紙に書き留めたり、電話のメモを取る時、考えを羅列する時などを中心に書いています。
今まで、こういったシチュエーションで使われるのはプラチナ・プレスマンでしたが、すっかりお株を奪われてしまい、今ではこいつしかほぼ使っていません。
もちろん周囲の方からの注目も高く、ウケはいいです。
それでいてオフィスで使っても違和感のないなんともいえない高級感は天然素材ならではです。
結論とマメ知識
今まで注目はしていましたが高くて手の出せなかったクラッチペンという分野。
あそこで出会ったのは運命とばかりに衝動買いしましたが、結果とてもいい買い物でした!
思っていた以上に書きやすく、それでいて疲れないので万年筆が好きな方にはピッタリかと思います!
ただ、もちろんですが芯を削る場合、専用の削り機が必要です。
在庫している横で売っていたのですが、正直少しいい値段がしていたので、私は昔の鉛筆さながらにカッターナイフで削って使っています。
とは言いつつ、基本的には細い部分に書く時に使うことはないので、削る必要はほぼないんですけどね。。
しかし、このe+m クラッチペン。
後でわかったことなんですが、なんとボールペンにもできるようです。
専用のボールペン芯があるらしく、この芯を使うことでボールペン化できるみたいです。
個人的には面白いけど、ボールペンには他にも魅力的な物はたくさんあるし、それよりもこの極太ペンシルという、唯一無二な魅力を味わうための物なのでこのまま使うのがいいのではないか、と思っています。
最後に芯ですが、6本入って千円前後で売っています。
純正の5.5mmだけでなく、5.6mmや5.8mmの芯もあり、これらも入るようです。
まだ芯を替えるところまで使っていないのでまた替える際は色々調べて、試してみて追記してみたいと思います。
使い所は限られるかも知れませんが一度は体験してみてください、極太ペンシルの世界。
人と違った小粋な筆記具で書き手の思いを豊かに表現し、愛着の湧く素敵な一本になると思いますよ!
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