
おおきにです、Hikkyです!
今回は、なぜか入手困難となっている幻の一品を奇跡的にゲットできたので、そのお話をさせていただきます。
今回も長くなってしまうかもしれませんが、おつきあいの程よろしくお願いいたします!
↑今回の商品はコチラ!!
奇跡の出会い!? やっと手にした
出会いは突然に。
いつもの職場近くのイオンさんにて、例の如く「掘り出しもの」がないかを確認するため、文具コーナーに立ち寄ったのがキッカケです。
「おひとり様2個までです」という表記とともに空箱が置かれていた、このダイブ。
クルトガダイブは、高級シャーペンの筆頭であり、三菱鉛筆さんの技術の結晶とも言える最高峰の筆記具です。
しかしながら需要に供給が追いついておらず、約2年強がたったいまでも、ほとんどの場所で売り切れ・納期未定となっており、イベント集客の核として、このダイブの抽選を行う事もあるほどです。
こういった事情もあり、残念ながら転売ヤーの格好の餌食となっているため、余計に入手しにくくなっているのですが。。
初めは買うつもりはあまりなかった(使えていないお小遣いのほとんどを費やした高級シャーペンがたくさんある)のですが、これだけレアであり、「いいよ」と言われ続けているのであれば、気になってしまうのがマニアの性。。
気づいた時には財布の中を確認し、近くにいた店員さんに聞いてしまっているのでした。
いざ開封


壊れない&無くさないように、大事にポケットに入れながら、帰宅し、ウキウキしながら開封。
高級シャーペンらしく、専用の紙ボックスパッケージに入っています。
三菱さんの高級シリーズは、ピュアモルトといいユニボールワン・ゼント・シグネチャーモデルといい、専用の紙ボックスパッケージに入っていることが多いです。
同じくらいの価格帯でも、クロスやペリカンなど、諸外国産はしっかりした箱に入っていることが多いので、どうせであればその方がプレミアム性が持たせられるのでは・・と思いつつ、印字されたコンセプトを読む。
「思考を妨げず、書くことに没頭する」・・
なるほど。。

説明書までついている。
使いながら、眺めながら、ダイブについて商品性を書くと、大きくは以下の6ポイントにまとめられます。
①キャップ式シャーペンという稀有さ

まずは、ここですね。
ボールペンや万年筆の世界では割とスタンダードですが、シャーペンの世界で「キャップ式」なんてありますでしょうか?
まぁ細かくいうとぺんてるさんの「ケリー」などもありますが、ほぼありません。
この特殊なデザインだけでも手にする価値があります。
②自動芯出し機能・衝撃吸収クッション

このダイブ、ノック(芯を出す行為)が不要で、ひたすら書き続けられます。
どういうことかというと、キャップを外すとしまっていたはずの芯が出ています。
この芯は、力の入れ方や芯の固さに応じて、芯を出す量を調整するためのスイッチがついているため、切り替えることで出てくる芯を調整できます。
(説明書にも記載の通り、HやHBなど、標準的な濃さの芯であれば「MID」から変更しなくても大丈夫です)
さらには、細かな機能は割愛しますが、筆記で減った芯は書くたびに出され、ノックしたりして芯を出さなくてもそのまま書き続けることができます。
この機能を使い、書き始める時にキャップを外すと芯が出ていてすぐに書け、書き終わったらキャップを閉じて筆記終了。。
まるで万年筆のようですね🎵
加えて、紙に押し付ける際、芯が少し引っ込むような衝撃吸収機能も備わっているようで、普通に書いている分に関しては芯が折れにくいのもポイントです。
⓷クルトガ機構

これは敢えて言わなくてもいいと思いますが、「クルトガ」なので、もちろんその機能はついています。
芯が回転し、常に尖った感じで書けるため、持ち替えなくても書き心地が変わらないのが特徴です。
④シャーペンとしての基本性能

特殊なモデルとはいえ、実際に使い勝手が良くなければ意味はありません。
もちろんそんなことはなく、しっかり消しゴムもついてます。
この消しゴムがついているところをノックする事で芯を任意で出すこともできます。
⓹キャップを外して書き初め、キャップを閉じて筆記終了

②とも重複しますが、キャップの開閉だけで完結するため、ボールペンのように使えます。
キャップがあることで先端を衝撃等から守ってくれるため、芯を出したり、しまったりする必要がなく、使い勝手にも優れています。
芯をいつもの癖で片づけたとしても、次回キャップを外すときに自動的に芯をだしてくれるため、キャップを外してすぐに書き始められるのもいいですね!
キャップ内部とボディ先端・後端には金属・磁石が採用され、キャップの開け閉め自体も、パチッときもちいい事もプラスポイントとしておきます🎵
実際に書いてみると

キャップはボスト(後ろにくっつける)ことをして、ちょうどいいデザインバランスになっています。
言い換えると、キャップをポストしていない状態では、問題ないものの、何と無く「コレジャナイ」感があります。
重心バランスもよく、グリップ部分も適度に滑り止められ、書き心地がいいため、長く続けられます。
デザイン自体も、メタリックな鈍い輝きをもつデザインと色が高級感があり、たまりません。
「さすが高級シャーペン」と感じさせてくれる、そんな一本になっています。
願わくば・・!
これは本当に強いて言うなら、という部分になります。
このダイブ、持ってみてビックリ、実はボディがほとんどプラスチックなのです。
軽くて、重量バランスもいいので、長く書き続けられるのには適しているが、メタルボディのものと比べると、高級感は少し劣ってしまいます。
グリップ部分も、持ちやすくて滑らないが、なんとなくそこだけデザインが浮いている気もします。
その辺りを含めて、5000円もするシャーペン、と一瞬気づかれにくいのが惜しいところです。
ボディ同色にするとか、金属にするとか、ウッドにするとか・・素材やカラーにこだわっても?
機構に予算を投資しすぎたか?
と思います。
この辺りは、同じフラッグシップでも、オレンズネロの方がうまく作られている気がしますね。
本当に惜しいところです。
あと、なにより「手に入らない」
これが一番の問題かも?
シメ

何はともあれ、三菱鉛筆さんの技術の結晶ともいうべき、フラッグシップシャーペン。
その名に恥じない、「全部入り」なのがこのダイブです。
学生から社会人まで、満足することは間違いありません。
また、使っていることで周りの人の目を引くこともできるでしょう。
入手自体が困難なことが最も問題ですが、手にすることができるのであれば、是非とも使っていただき、シャーペンの世界の進化を体験いただきたいと思います。
三菱鉛筆さんには、是非とも需要にあった供給をしていただけるように、ねがいたいと思います。。


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