今回は、私が先日やらかしたことの備忘録を残しておこうと思います。
いつもの筆記具のこととは全く関係ありませんが、自分自身、途方に暮れつつも調べて、あまり情報がでてこなかったため、もしかしたらこの先同じようなことがどこかで起こった際、すぐに気づいていただけるかなと思ったため、ここに残しておきます。
まぁ自分自身が忘れないように、というのもありますが。
結論だけ先に言ってしまうと、「電装系トラブルはヒューズを疑え」ということです。
何が起こったか

私は、筆記具だけではなく、車やバイクも好きで、特に器用でもないくせにいろいろ触りたがります。
今使っている車は上の写真の通り、「ダイハツ・ムーヴカスタム」、LA150Sという型式の車に乗っており、トヨタ純正の「NSZN-W64T」というナビをつけていました。
最近になり、ナビに不具合がよく出てきていたため、せっかくなので、社外品ナビ(パナソニック・ストラーダ)に変えようと思いました。
幸い?ムーヴ君は、「純正ナビアップグレードパック」という、全方位モニター付きのオプションがついているため、テレビアンテナやGPSアンテナは標準装備なので、アダプターを合わせれば流用できます。
ということで、作業を開始しました。
あらかじめYou Tubeなどで内装のバラシ方は予習していたため、作業はスムーズにすすみ、ものの30分ほどで仮取り付けまで完了しました。
配線を仮接続し、電源をON。
無事起動しました。
安心した私は、そのままもう一度外し、きちんと配線をダッシュボード内に片づけなおして、ナビにステーをつけ、内装を戻し、GPSを拾うためにエンジンを掛けました。
そこで気が付きます。
「電源が入っていない・・?」
先ほどは入っていたはずなのに、なぜか入っていません。
ため息をつきつつも、もう一度、内装をバラし、接続を確認して、再度つなぎなおし、起動させてみます。
起動せず。
Why??
仕方なく、予備でもっていた、過去に別の車につけていたカロッツェリアのサイバーナビをつけてみます。
起動せず。。
Why???
このままナビなしでは困るので、仕方なくすべて外し、もともとついていたトヨタ純正ナビに戻してみます。
すべてを元通りに戻し、エンジンを掛けます。
起動せず。。。
やっば
どこで何が起こったのか、さっぱりわかりませんがどうやら何かを壊してしまったようです。
やはりこういうことは、知識なしの素人がやるものではありません。
悲しみに暮れていたのもつかの間、よくよく観察すると、それ以外にも不具合が発生していたのです。
不具合発生点
今回の症状は以下の通りです。
- ナビ起動せず(電源が入っていない)
- 電動格納ミラーの格納が作動しない(鏡面の調整は可能)
- ETCの電源が入っていない
- オートライトのセンサーが作動していない(手動で消せるが、ヘッドライトが付きっぱなし)
- 車から降りてキーロックする際に、無音(以前は「ピッ」という音がしていた)
- メーター内のマルチインフォメーションディスプレイの情報・時計が常に初期化される
ムーヴ君は、普段方向音痴でナビ必須な嫁さんがメインで使っています。
ナビやバックモニターがないこと、ロックしたかを確認できる「ピッという音+ミラーがたたまれる」ことがないことで非常にストレスがたまる、と嫁さんは大層お怒りになられました。
そこで、ここからは何とか修正をせねば、としたことを記していきます。
対応と結末
まず、安定の対応から。
最寄りのディーラーに持ち込みます。
日曜日の夕方ということもあり、流石によく混んでおられ、かつ予約でいっぱいのため、詳しくみるのは約一ヶ月後しかみれません、との悲しい結末。
アドバイザーの方が対応してくれましたが、原因はすぐにはわからず。
結局、その日は諦めてひとまず帰宅。
翌日、会社で電装関係に強い大先輩に相談してみます。
先輩曰く、「そんな中途半端な壊れ方してるなら、多分ヒューズや思う。一度みてみよか」
なんという心強いお言葉。。
さらに翌日、車を先輩にみてもらいます。
「わからんな〜?」とボヤきながら格闘すること10〜15分。
私の元に、先輩が来て、ぽいっと渡してもらったもの。
それが15Aのヒューズでした。
ムーヴのヒューズボックスは、室内用としてグローブボックスの裏に、メイン用としてエンジンルーム内と二つあります。
聞いたところによると、ルーム内ではなく、エンジンルーム側にある、常時電源の「バックアップ」のヒューズが飛んでいたそうです。
ヒューズの可能性を先日聞いてから、念の為ヒューズを買いに行って、先輩に渡して置いて良かった・・。

ヒューズを変えて見たところ、他に飛ぶこともなく、無事元通りになりました。
本当によかったです。
持つべきものは人の優しさです。 先輩、ありがとうございます!!
これで、ヒューズを変えた直後にに飛んでしまっていたなら、いよいよ本格的に配電図と睨めっこになってしまっているところでした。
しかし、喜んだのも束の間、もう一つの罠があったのです・・。
もう一つの罠 〜ナビが動かねぇ〜
電装系も無事復活し、さぁ帰ろうかなとエンジンをかけたら、起動したナビに見慣れない文字が。
「audioボタンを5秒以上押してディスプレイを開き地図SDを入れてください」
・・・ん?
地図カードの一時的な認識不良かな?
ということで、指示に従い、ディスプレイを強制的に開け、入れなおしてみます。
無反応。。
何回か繰り返します。
無反応。。。
意味わからん・・。
本当に起こる時はことごとく色々起こるものです。
仕方なく先人のありがたい知恵をお借りするべく調べると、こんな記事がありました。
つまり、バックアップヒューズの異常などが原因で、長く通電されていないと、地図ディスクのプログラムがイカれ、読み込み不良になることがあるとのことです。
また、これはパナソニック製ナビ(トヨタ型番でーの前にNが付くもの)あるあるで、修正するには購入時に付いてくる「セットアップディスク」なるものを使って、初期化しないといけないのだそう。
私のナビは、2023年に地図カードを更新し、カード以外はどこに行ったかわからない状況でした。
そのため、もちろん修復することは叶わず、結局中古で購入した新しいナビ(NSZT-W68T)に変えることになってしまいました・・。
純正ナビは、ヤフオクなどで割と安く買うことができます。
そして、NSZN-W64 TからNSZT-W68Tなど、フルセグチューナー付きの64ナビから68ナビへの取り替えは、基本無加工のポン付でいけると聞いていたため、そんなに労力を使うことなく換装できました。
(本来ならば厳密にはフルセグアンテナ等が違うため、流用した場合受信感度などに影響がある可能性があるそうです)
最後に
ここまでやって、やっと元通りになり、嫁様のご機嫌ももどりました。
一応下調べはしてから始めましたが、まぁよくもこんなに不具合が出てしまったものです。
もう二度と素人触りはするまい、と誓いました。
今回、ちょっとした自分でもわからないミスで色々なことが起こったわけですが、今後の自身の備忘録と、かつ今後一人でも同様の症状が発生し、路頭に迷った方が少しでも手助けになってくれたら、と思い記事にしました。
こちらを読んでくださった方、あたりまえなことで申し訳ないですが、特に最近の車の電気関係はくれぐれも気をつけてDIYして行きましょう。
最後に、ポイントだけ要約しておきます。
- LA150Sムーヴのヒューズボックスは室内(グローブボックスを外すと見える)と、エンジンルーム内の二つ
※室内が主に室内の電気関係、エンジンルームが全体を司る
※どこがどのヒューズかは、グローブボックスとヒューズボックスカバーにそれぞれ記載がある - バックアップヒューズが切れる → ETCやミラーの電格が作動せず、ナビも電源が入らず、時計など、一部の本来記録されているはずのものが常にリセットされる
※ただし、エンジン関係等、動く・止まる・曲がるは全く問題なし - ナビは長期の電源遮断で地図データのアップデートプログラムが異常をきたし、地図データが読み込めなくなることがある
※セットアップディスクを使って、初期化することで直るとのこと
以上になります。
今回は体験しませんでしたが、今回のようなタイミングだと、他にもACCヒューズがキレる可能性があるそうで、この場合、ウインカーやハザードが使えなくなるなど、実際に公道を走行できない不具合が発生することもあるそうですので、こちらは要注意です。
そんなこんなで、勉強になりつつも、もうあまり体験したくない、そんな出来事でした・・。
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